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検査経過の説明  2006年10月12日(木)

当初10月10日の火曜日の夕方に説明があるはずでしたが、医者の都合で10月12日(木)の夕方5時からになりました。

連休明けの10日(火)、母はこの日の午前中に自転車に乗って一人で自宅に帰ってきました。この日は自宅に私はいたので、「 ちょっと入院で使うものを買いに行くからつきあって・・」と言われ、母と買い物に行きました。買い物の前に、郵便局に寄り、母は100万円の現金を引き出し、そして、スーパーマーケットのATMで自分の銀行口座にその100万円を振り込んでいました。この金は銀行口座からさまざまに引き落とされる料金のためでした。病院で使ういろいろなものを買い、昼飯に巻き寿司を買い、一旦自宅に戻りました。

母がこのとき、昼食に買った巻き寿司の半分も食べられなかったことを思い出します。また、これが私と2人だけで食べた最期の昼食になりました。昼食後、病院に戻る途中で、母が勤めていたホームヘルパーの事務所に行き、母は何か書類を渡していました。

そして、病院へ戻る車中で私に 「 この中に全部(預金通帳・実印・金庫の鍵)入ってるから・・。私に万が一の事があったら、ここ(葬儀社)に電話してね。ここの互助会に入ってるから、施設利用料が普通より20万円くらい安いから・・ 」と言われ、小さなハンドバッグを渡されました。

Smallbag

その時にはまさかこんな事になるとは思いもしなかったので私はただ「 あぁ~・・」と生返事を返しました。

10月6日(金)から一応入院していましたが、実際には連休中(7.8.9日)には検査は無く、10日からでした。だから12日(木)でもまだ検査が途中だったようです。

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午後5時の約束が結局6時近くになってからになりました。病院内で見ていてわかりますが、公立病院の勤務医の先生はかなり多忙のようです。多くの看護師もいつも忙しそうに動いています。

検査の経過説明は、静かな会議室ではなく、雑然としたナースステーションの片隅で始まりました。そこには、母親本人、私、弟、妹、母の弟の昭夫おじさんがいました。医者の方も、「 ここではチームで複数の医師で診ています 」ということで、主治医、担当医など3名が来ていました。

パソコンのモニターに大きく映されたCT画像を見ながら説明が始まりました。

モニターには胆管部分に大きく黒い影が映っていました。医師の説明では、この大きな腫瘍が今回の原因らしいことと言われました。そして、首のリンパ節や肺の一部にも影が見られることも知らされました。

母は、何を勘違いしたのか 「 先生、延命措置はしないで下さい! 」といきなり言い出して、周囲の失笑をかいました。まだ検査が途中であること、そしてこの腫瘍が今回の病気の原因として確定するだけの明確な判断がつきかねているような感じでした。

そこで、癌と疑わしい症例は最近 セカンドオピニオン という、第3者の立場の医師による意見を聞くのが通例になりつつあるとの説明で、近いうちに、癌の専門病院でのセカンドオピニオンを受けてみて下さい、とのことでした。検査経過の説明は30分ぐらいで終わりました。このときは一切 「癌 」という言葉は聞かれませんでした。医師もかなり言葉遣いに神経を使っているのでしょう。

私はおそらく癌であろうことは容易に想像出来ましたが、まさかもう手術もできない末期状態だとは全く思っていませんでした。何しろ目の前にいる母親本人はもう痛みを訴えることもなく、いつもと同じ元気な姿だったからです。

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