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セカンドオピニオンの全容  2006年10月19日(木)

前回の検査経過説明の時に言われたとおりに、セカンドオピニオンを聞きに、東京の有明にある「 癌研有明病院 」 へ行ってきました。

母は前日の夕方に病院から一時帰宅してきて夜を過ごし、家族全員(母・私・弟・妹)で出かけました。確か午前9時までに有明に着かなければならず、渋滞する首都高速を走って行きました。

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以下の文章は、その時に録音しておいたものを、全て書き起こしたものです。

医師 「 ・・・府中病院ですね。今、ご入院中ですか?」

母 「はい」

医師 「 ・・・今日はセカンドオピニオンですね・・・えぇ~と今日は特にどういう・・その・・ことについて・・・」

母 「 ・・・治療法ですか?・・」

医師 「 治療法・・。あの~、むこうの先生が、まぁ・・迷ってるのは・・これ診断がついていないことですね。確定診断がついていないということですね。まぁ~、あのぉ・・一番大きな腫瘍が肝臓にあるんですねぇ。まぁ、あとは肺と他のところにもありますし・・。可能性としてはですねぇ・・肝臓からでてきた腫瘍の可能性がありますねぇ。」

母 「 あぁ・・そうですか・・」

医師 「だから、むこうの先生が言っているように、これ・・胆管細胞癌・・簡単に、胆管ガンですね。胆管から出てきた可能性はあると思いますね。」

母 「 胆管癌・・」

医師 「CTだけ見ると私もそう考えますね。ただ、やっぱり治療を始めるに当たってはですね・・針を刺してどっかリンパが触れてればリンパから採る、無ければ肝臓に針を刺してもう一回確認して治療をされたほうが良いと思います。まず組織・・細胞レベルで、やっぱり確認するということですね。で~、もしくは胆管からきてるものであれば、むこうの先生が言うようにですねぇ・・ジェムシタビン・・ジェムザールって言ってるお薬なんですけども・・抗ガン剤、その抗ガン剤の治療をやっぱり受けるのが良いと思います。」

母 「・・はい」

医師 「で、まず組織・・・左のここ(首のあたり)、少し腫れてますか・・・」

母 「 腫れてる・・・」

医師 「 はい。そうですね。じゃあここから採れますね。肝臓から採るよりもコチラの方が安全ですから。これはたぶん外科の先生に言えば簡単に採ってくれますから・・」

母 「 はぁ・・そうですか・・」

医師 「 それで確認した上で治療を始める・・場合によってはちょっと病気の診断が変わってくるかもしれませんし・・CT見る限りは胆管細胞癌・・」

母 「胆管がん・・」

医師 「 胆管癌で私もいいと思います・・私もそう思います。むこうの先生と基本的に同じです。治療方針に関しても全く同じですね。」

母 「 あぁ・・はい・・ 」

医師 「 まぁ・・最初にあの・・ジェムシタビンというお薬をやりますけれども・・・」

母 「 それを飲むとどうなんでか?吐くとかそういうことないんですか?」

医師 「 それはですねぇ・・えぇ~と・・・それはそんなに強い副作用のある薬じゃないんですね。・・・ちょっとすみません・・(と言って、医師自身がジェムシタビン(ジェムザール)のパンフレットを別室に取りに行った)」

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医師 「 (パンフレットを見せながら) えぇ・・・もともとは膵臓癌で・・その~使っていたお薬です。最近認可されたんで・・ようやく・・。だから、それまでは・・抗ガン剤が無かったんですね。まぁ・・外来でも出来ますし・・最初は入院でっていうのであれば入院で・・。週に一回、毎週やります。1回、2回、3回・・4回目、4週目はお休みします。これを繰り返します。これを一つのコースで・・それを繰り返します。点滴の時間は30分。・・・外来でも受けることができます。ほとんどの病院も外来でやってます。・・まぁ、副作用・・・外来で出来るくらいのお薬ですからそんなに強い副作用っていうのは無いですけど・・・まぁ副作用はただ個人差がありますからね。ちょっとやっぱ食欲が無くなったり、身体がだるくなったりとか・・・ただそれもそんなに長く続くもんじゃないですから。抗ガン剤って言うとすぐ吐き気っていいますが、そんなに吐き気は・・3人に1人くらいっていうか・・・」

母 「 あぁ~・・・」

医師 「 実際やってみて・・・本当に吐き気かどうかわからないぐらい軽いものですし、今、吐き気止めのお薬がありますのでね。それを飲みながら治療するということです。だから、ほとんどの患者さん、吐き気止めを出しても、吐き気がないから飲まないんですね。・・・やっぱり・・あの~血液検査をしないとわからない場合、例えば白血球が減ってくるとか・・血小板が減る・・・。あとは、まぁごく稀なあれで・・でも非常にこう・・重症化しやすいとか・・まぁ、あの・・ほっとけば死んでしまうというのは・・・まぁ肺炎ですね・・・。こういうもっていうのは・・まぁ私も経験ないですけど・・これはもう・・ある意味やむをえないっていうか・・こういう副作用っていうのは・・。もうたぶん何万人やって一人あるかないかぐらい・・。こういう稀なものっていうのは誰もが経験無いんで・・そういうものに・・こう・・気が付くっていうことが、たぶん遅れてくると思うんですね・・だからまぁ・・こういうのっていうのは・・胸が痛いっていうのは、これは単なる神経痛ですよとか・・例えば心筋梗塞ですとか・・。ただ本当にこのお薬との関連性っていうのは難しいと思うんですけどもね。何でこのお薬使うと心臓が悪くなるのかっていうのが、たぶんわからないと思うんですよね。これ、非常に・・まぁ・・1%未満っていうのは、ほとんど多分、普通の病院では経験が出来ないってぐらいですね。ただ、これはやっぱり(この抗ガン剤が)できて2人か3人くらい今までありましたし、咳とか痰が出たら、すぐにですね、熱がでたりしたら直ぐに指示を・・。まぁ風邪っていうふうに簡単に考えないでね。・・・これ(パンフレットを)をお渡しします」

母 「 はい 」

医師 「 だから、まぁ・・このジェムザール・・ジェムシビンって言うんですけど、正式に・・・・」

母 「 はい 」

医師 「まず組織をですね~・・・まぁここに(頸のリンパ節)あるんだったら、それは・・あの~確認してきちっとしてやった方がいいと思うんでね・・組織を確認して。それから、まぁこの治療をやる。だから全くむこうの先生の考え通りですね~。」

母 「 あぁ・・そうですか・・」

医師 「 はい。治療を進めていいと思うんですね」

母 「 はい、はい 」

医師 「 あとは・・この薬が効かなかったらどうするかっていうと、なかなか難しいです。・・・」

母 「 ・・・・う~~ん・・・」

医師 「 私にも良い考えはないです。結局、保険のきかないお薬っていうことになってしまうんで・・。それはこちらでも出来ないし、たぶん府中病院でも出来ないと思いますね。主治医の先生と相談しながら、まずこれをスタートするっていうことですね。」

母 「 じゃあまぁ・・ここ(頸のリンパ節)の組織を採って・・」

医師 「そうですね。あとはまぁ・・当然、痛みとかですね・・そういうものに対しては、あの~・・ちゃんと痛みを緩和して・・やわらげてもらうということですね・・」

母 「 えぇ・・そうですねぇ~」

医師 「 抗ガン剤の治療と平行してですね・・痛みがあればもうどんどん痛み止めの薬を使っていいと思います。」

母 「 そうですね~。今でも痛みを我慢しなくてもいいですねぇ。」

医師 「 そうですね。痛みはもうほんと・・・わからないぐらい・・もうゼロ・・ゼロですね。痛みは。・・・あとは、まぁ、あの~・・(抗ガン剤治療を)始めるしかないと思うんで・・・。咳も出ますか? 」

母 「 いや、そんな、咳は出ないです・・えぇ・・」

医師 「 あとは何かありますか?」

一同(母・私・弟・妹)「 ・・いや・・別にないですねぇ・・。」

私 「 こちらで、あの~・・その先生のセカンドオピニオンを聞いてきてください、っと説明を受けてきたので~」

医師 「あぁ、そう・・そうなんですか。あぁ・・それはもう今回希望されたってわけじゃなくてって、ですか?・・・ただその・・病気の診断がですねぇ・・まだちょっと・・むこうの先生がこれ(CT画像や検査・診断書)を見ると(病気の診断に)迷っているようだったので・・診断の進め方としては・・・どうしても針刺して・・針刺すのが嫌だというのであれば、これは胆管癌として治療をもう直ぐに始めていいと思うんですね。でもまぁ、多少やっぱり・・こう・・迷うところもありますから・・まぁせっかく、ここにですねぇ、あの~リンパが・・たぶんリンパだと思うんですけど、こちらから採って確認してですね・・えぇ・・やったほうがいいと思います。ここ(頸のリンパ節)に無ければ、もう肝臓に直接針を刺します。そんなにこれも・・そんなには危険なことじゃないです」

母 「 はい 」

医師 「 まぁ・・そんなふうに、むこうの先生も考えているようですから・・あの~・・私の方も、お手紙・・そんなふうに書いておきます。」

母 「 宜しくお願いします 」

医師 「 郵送しておきますのでね・・。じゃあ、それでよろしいですか?」

一同 「はい」

母 「 ありがとうございます 」

医師 「 今、フィルムも全部お返ししますので・・。じゃあ前(待合室)でお待ち下さい」

これが セカンドオピニオンの全ての内容です。

時間にして10分でした。

ちなみにセカンドオピニオンは保険適用外ですので100%自費です。この病院は15000円でした。

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これで母の病気が 「 胆管がん 」ということが確定しました。

母は、自分自身で覚悟はしていたものの、大きな動揺は見せませんでしたが、多少はショックだったようです。

前にも書いたとおり、母の父や兄妹は全員ガンで死亡しているので。

癌研病院に行くまでの車中では、終わったら何か美味しい昼食を食べよう、と話していたのですが、帰りには母は食欲もなくなり、少し具合が悪い様子でした。帰りはそのまま府中の病院へ直帰しました。

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