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退院の日の頃  2006年11月2日(木)

予定では11月の半ば頃の退院予定が、11月2日(木)になりました。1日でも多く、家に帰りたかった母の要望だったのでしょう。

11月2日(木)午前中に母の部屋に行き、身の回りの荷物をまとめて、昼前には家に帰ってきました。まだこの頃はゆっくりながらちゃんと歩いていました。しかし、入院したころに比べて体力がかなり落ちた様子は否めません。1ヶ月近くも入院していればそうなってしまうのでしょう。ましてや、食事も殆ど食べられなかったようですので。それでも、モルヒネで痛みを止めている為に、母の様子はとても明るかったです。不自由な病室より、やはり、自分の家のほうがいいでしょう。

この日の夕食はとても豪華な食材がテーブルにありました。おそらく初めてじゃないか?と思うような高級マグロのトロの刺身、松阪牛のしゃぶしゃぶ用の牛肉でした。夕食の準備が出来て、母は高級マグロのトロを口に入れました。「 ・・・苦い・・・美味しくないねぇ・・・」。松阪牛のしゃぶしゃぶを今度は口に入れましたが、同じように、一口だけ口を付けただけ箸が止まりました。

抗ガン剤のせいか、他の服用している薬のせいか? 母は味覚障害を起こしていました。病院食では美味しい物はないので、さぞ楽しみにしていたことでしょう。しかし、食事の楽しみもこのときには既に無くなっていました。母は「 すいとん 作ってくれない? 」と願い、安価な食事に変更になりました。

これ以後、母の主食は「すいとん」になりました。高価なマグロのトロや松阪牛は苦みで食べれなかったのに、この小麦粉を練ったものだけは抵抗無く食べていました。そのほか、母が食べられたものは「 手作りの赤飯 」でした。これまた不思議なことに、普通の白米が食べられないとのことだったからです。

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