はじめに・・

このBlogは2006年10月26日(木)の夕方、検査入院していた病院で「余命3ヶ月の末期ガン」と宣告された母親の闘病・看護記録と2007年1月17日(水)午前5時47分に死亡した後の葬儀記録です。

月日が経ってしまうと、だんだん記憶が曖昧になり、その時に思っていたことがなかなか思い出せないようになってしまうので、まだ当時の記憶や様々な記録書類が全て残っている今のうちに、この3ヶ月に何があったのかをそのまま記録しようと思いBlogを始めるものです。

養老先生の本にも書いてありましたが「人間は100%必ず死にます」とあります。そんな当たり前のことを、突然それが自分の母親の場合だったので多少の動揺はありました。3ヶ月という短い時間でしたが、母親と別れる準備はできました。

母親の死因は「胆管細胞癌」でした。この癌は、自覚症状が顕著になって病院で精密検査をして、明確な病名がわかったときは、既に末期状態の場合が多い、死亡率の高い癌だそうです。

私が子供の頃、21世紀の未来はとても素晴らしい世界だろうと勝手に想像していました。車は空を飛び、病気もなく、戦争も無くなり、世界中が幸せに暮らしている・・・と思っていました。しかし現実の21世紀は子供の頃の想像通りにはなっていませんでした。戦争はいまだに続いてるし、病気も無くならない・・・。なんとも悲しい未来が今のようです。

はじめに、母親について簡単に紹介しておきます。

Photo Id Id0001

母は昨年の12月で70才になりました。社会的には70才の老人です。日本女性の平均寿命は現在85才くらいだそうなので、ちょっと早い死なのかもしれません。しかし、10年早いか遅いか・・いずれ来ることでした。

母は昨年の10月に入院するまでは大きな病気をしたことがなく、それまで入院経験が全くありませでした。また、60過ぎになってからホームヘルパーの資格を取って介護老人の世話を毎日していました。週に1度の休みには趣味の民謡やカラオケで、母の多くの友人と楽しい時間を過ごしていたようです。そんな友人達と毎年何回も旅行にも出かけていました。母の死亡後、多くの友人が弔問に訪れたのでわかったことです。

今から30年前に母の夫、すなわち私の父親が「急性心不全」で急死しています。父は享年45才でした。今私はその父親と同じ年齢になっています。当時は高校1年生だった若者が今では40過ぎの中年オヤジです。父親が早くに亡くなったので、この30年間、母はその分一人で今まで色々と苦労してきたことでしょう。今更ながら思いますが「親孝行 したいときには 親は無し」ってやつです。

このBlogが、これを読んでいただいてる方々にささやかな参考にでもなればうれしいです。

| | コメント (2)